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出版方法を踏まえた商業出版とそれ以外の出版方法の相違

出版物の出版方法

印刷技術が未発達だった時代において、文書や図画を残す唯一の手段は文書あるいは図画を手書きで写す、写本でした。
識字率が低く、専門知識が独占状態にあった時代、文書や図画を残すことができるのは一部地域を除けば、限られた人物だけでしたが、印刷技術の発達により、出版が可能になった結果、誰でも出版が可能になったのです。

ちなみに、出版物の出版方法としては出版社が商業目的で行う商業出版、著者が費用を自己負担して行う自費出版、著者と出版社が発行費用を分担する共同出版といった、出版方法が挙げられます。
個人で行えるのは自費出版のみであり、商業出版や共同出版を行うためには、信頼と実績のある出版社が不可欠となるでしょう。

商業出版とそれ以外の出版方法の違い

現代、主流な出版方法は出版社が商業目的で行う、商業出版であることは疑う余地がないことです。
出版社は持ち込まれた原稿や執筆を依頼した原稿から、著作権を除く権利を買取り、編集や校閲に始まり、印刷並びに製本といった、出版物の製本化から、宣伝・流通に至るまでを担い、売り上げに応じ5%から10%の印税を支払います。

対して、個人出版は原稿だけでなく、編集や校閲、製本化、販売に至るまで自力かつ自費で行わなければなりません。
売り上げが100%利益になるとはいえ、商業目的で行うというよりは完全な私用かイベント等で、同人誌を販売ないし頒布するのがメジャーです。
共同出版は費用負担がある分、印税額が50%に増す、商業出版の亜種でしょうか。


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